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zoom RSS 福建省福州福清の旅、振りかえり。黄檗文化促進会編。

<<   作成日時 : 2016/11/30 16:52   >>

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11月中旬に4日間ほど、相方にくっついて福建省福州福清市に行っていました。


全行程のコーディネイトと通訳をしてくれたのはエイくん。日本語も普通語も福建語もペラペラの、人間的にもほんとうによくできた、大きな志を持った人で、エイくんがいたからこそ稀有な旅になったと改めて。


エイくんが最初に連れて行ってくれたのが、福清市内の住宅街の一角に建つ黄檗文化促進会でした。


明末清初、日本で黄檗宗を興した黄檗山萬福寺の隠元隆g禅師(1592〜1673)は、現在の福建省福清が出身地です。


黄檗文化促進会はその隠元禅師の足跡や仕事に改めて注目した活動を行なっています。


会長の林文清さんは、小耳に挟んだところ不動産をはじめあれこれ商売を手掛けるウルトラ商売人のお金持ちなのですが、同時に文化活動にも熱心で、この黄檗文化研究やそれに伴う日中の文化交流など活動に私財を投じています。


日本でいうと昔の旦那衆のような感じでしょうか。さらさら書かれる書も見事な風流人で、この会館もすべて林会長個人の資金で造られ、そして何より彼独自の芸術的感覚が随所にちりばめられているように感じました。


お話を聞いていると、黄檗文化を紐解くことで、歴史のなかで育まれた日中の文化交流を、もっともっと世に知らしめようという強い意志も感じました。それは隠元禅師だけではなく現在に通じて福州や福清が日本の華僑の故郷としても重要な街であることも、強く関係しているのだと思います。


黄檗煎茶や普茶料理は隠元禅師が日本に伝えたものとして日本史の時間に習った記憶がありますが、それだけではなく名前のとおりインゲン豆もそうだし、孟宗竹に西瓜、蓮根、木魚などほんとにたくさんのものが隠元禅師により日本に持ち込まれたと言われています。


という歴史や文化に触れられるちょっとした美術館ともなっているこの促進会の会館。


1階には凱風館の寺子屋や練心庵的なサロン空間もあるし、黄檗煎茶普及のための煎茶サロン空間もありそこでは地元の人たちが入れ替わり立ち替わり出入りして、自慢の茶を持ち合って飲み比べながら、延々とあれこれ語らう場ともなっています。


大人がそういうことをごく普通に楽しむ様子は、中国の文化度の高さに痺れるような風景でした。そしてみんな日本の文化や歴史にもとても関心が高かったです。


福清に行かれる方はぜひお立ち寄りください。上階にある、書にも通じた林会長のアートコレクションも腰が抜けそうに素晴らしいです。



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