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このところ、 日活ロマンポルノの連載について 訊かれる機会がなぜか多いので、 連載で書いた記事をこのブログでもアップしちゃいます。 これはBBTVの会員向け番組案内誌『Paper View』で 「青山ゆみこのロマン喫茶」という連載。 日活ロマンポルノの作品を通して 「昭和」を検証するというようなお題が 書き始めたら面白くて、 仕事というよりはかなり趣味にもなってきてます(えっ)。 もしこれ読んで観たくなったというええ人がいたら、 BBTVに加入したら気軽に観られまーす。 よろしくね(とちゃっかり宣伝マン・うひ)。 というあたしんちは、衛星放送さえ受信しないアナログテレビの環境なんですが…。 初回はやっぱ、なかにし先生のこれでしょ! 『時には娼婦のように』 監督/小沼勝 【映画も歌も、虚実皮膜だからこそロマンがある。】 「時には娼婦のように〜淫らな女になりな〜」で始まるあの名曲を、懐かしいと思ったアナタはオーバー40だろう。30中盤のアオヤマが初めて耳にしたのは、人生に疲れた感じのママがいるスナックだった。 そして、「自分で乳房をつかみ私に与えておくれ、まるで乳呑み児のようにむさぼりついてあげよう」という大胆な歌詞に似合わない、真面目そうな万年課長風の歌声によって私はその歌と出合った。 過日亡くなった阿久悠と並んで昭和の名作詞家と称される、なかにし礼の作詞・作曲した『時には娼婦のように』。それを脚本も、さらに主演までという思い入れたっぷりで演じる映画が、日活ロマンポルノのこの作品だ。今やコメンテーターであり小説家でもあるなかにし礼がポルノ主演!というのも驚愕で、値打ちありすぎるというか畏れ多い感すらある。 作品はメロウでセンチメンタルなフランス映画のようでもあり、考えてみれば歌謡曲としての「時には娼婦のように」もそんなテンションだ。歌詞にある情念の世界を見事に映像化した小沼勝監督にも唸るが、なにより唸るのが、まるで歌詞になりそうな台詞だ。 「愛してないのかい?」「今ほどあなたを愛したことはないわ」という会話、「俺みたいな男と結婚したら地獄だぜ」という決め台詞など、なんてことなさそうで場面場面でキマリ過ぎなほどキザな台詞の連打。そのあたりもなかにし礼ファン(アオヤマも)には興味深いはず。 しかし、キマリ過ぎ、といえばこんな会話もある。 良介(なかにし)「何かこう、キマったって感じのものが食べたいな」。妻のマコ「たらこスパゲティ!」。良介「たらこある?」(間髪入れず)マコ「ある!」。 まだパスタなどポピュラーではない昭和後期。平成の今では全くキマらない会話だが、時代の背景が瞬時に広がるあたりが、さすが流行作詞家だと再び唸る。 ストーリー中、重要な場面として青森が舞台ともなる。背後で荒れ狂う日本海を観ていると、なかにしが小樽の海を歌にした『石狩挽歌』を思い出した。歌詞は、なかにしの兄がニシン網に掛けて失敗した経験を書いたものだ。『時には娼婦のように』のなかにし演じる良介は、実際の彼自身と同様に心臓疾患を患っているのだが、どこかなかにしの経験なのかとも想像をさせられて、嘘みたいな話がなぜかリアルにも感じられる。 虚実皮膜。 それこそがなかにし礼の歌詞であり、つまり昭和の歌謡曲の醍醐味なのかもしれない。 BBTVマガジン『Peper View』(2007年12月号掲載) 《文章のおまけのプロフ記事》 「時には〜」を歌う黒沢年男といえば、広能組の若いもんじゃないか。と連想してしまうほど、ただ今『仁義なき戦い』にどっぷりハマる毎日。笠原和夫脚本による名台詞の連打も、たまりません。 |
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黒沢さんこの曲たまに歌謡ショーで歌われていて、初めて聴いた時は天津 木村さんを見た時ぐらいの衝撃がありました。 |
エルメス 2009/01/21 01:46 |
エルメスさん、こんにちは。 |
あおやま 2009/01/21 11:43 |
この映画録画したのに映ってなくてショック。なかにし礼さんが歌って映画に出て過激なシーンがあって最初で最後だったからまた放送してほしいわ! |
ベッドシーン憧れ主婦 2012/03/11 15:20 |
ベッドシーン憧れ主婦さんへ |
あおやま 2012/03/14 20:43 |
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