『BRUTUS』吉祥招福 台湾!特集(2002年2.15号)

久しぶりの更新が、twitterの補足みたいな状態でごめんなさい。


あたしが編集者になって4年目くらい。
当時やってた雑誌の副編集長になって1冊丸ごとまかせてもらったりしていたころ、誌面作りで参考にさせてもらっていた『BRUTUS』特集号が何冊かあった。


その中でも、『BRUTUS』吉祥招福 台湾!特集(2002年2.15号)は本当によく拝見させていただいた。言葉かえるとデザインをぱくらせていただいたのもある…もう時効だし、『BRUTUS』はトレンドセッターとしてそういう役目だし(開き直り)ゆるしてね。
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それもあるけど、そもそも、記事も企画も面白かったのが一番だろう。


例えば、台湾の夜市を紹介した誌面。
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「ここは屋台料理の九龍城砦~」というキャッチコピーと、鬼のような屋台店先写真に興奮したことも覚えている。


事前のリサーチでラフ案が決まっていたのか、現地の屋台を目にしてこの誌面構成が決まったのか、わからないけれど、あたしには旅で訪れた台湾で屋台に圧倒された取材班が、目の当たりにしたものが面白くてたまらず、「とりあえずばんばん出そうぜ!」というようなノリがそのまま誌面にダイレクトに反映されているようで、雑誌つくりの面白さが凝縮されているようにも感じられたのだ。


実は、のちほど、倉敷取材のときに、本町通りに並ぶ町家が面白くて店先ばかりを撮影して、同じ手法で誌面をつくったことがある。


という誌面が、実は橋本麻里嬢の仕事だったと、8年越しでtwitterにて知った今朝。

http://qurl.com/b4h6l

http://qurl.com/hk768


懐かしくて、読み返して、台湾に行きたくなった。


きっと、この当時の台湾と今の台湾ではまたがらりといろんなことが変わっているだろう。


雑誌は何より時代性をよく反映する。ていうか、そうじゃないと面白くもなんともない。例えば、『BRUTUS』で今の時代に仏像特集をすること。長谷川等伯特集をすること。内容は遠い日本でも、そうした特集企画のコンセプトそのものはまるで今の時代だからこそであるし、リード文やキャッチコピーにも、そこのところの考察がびしばしに意図されている。


あたしは一時に比べてほとんど雑誌を読んでいないし、それはなぜなんだろうとか、寂しい気持ちになることも多いけど、でも雑誌がなくなることがないと思う。webと違って限られた空間の、まるで四角いお弁当箱だからこそ、やっぱり蓋を開ける楽しさもある。


蓋そのものも、開けずにおられない楽しさもある。
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『BRUTUS』はこの蓋もいつも気が利いてていいよなあ。月刊誌だとアイデアも煮詰まるのでルーティンになってくる、でも、表紙にアイデアがないとせっかくの中身も食べてもらえない。

自分がやってた時を振り返ると、表紙を作るときは、編集ページは佳境だし、その上もう次号の編集が始まっているので、いろんなものに追われて適当につくってしまった号も多い。ごめんなさい(その号に対して)。


という訳で、反省ばかりしてないで、反省をいかすべく仕事に戻るものであります。

台湾、行ったことないけど、いきたいなー。









この記事へのコメント

橋本麻里
2010年03月30日 09:31
ご縁というのはオソロしいですねえ。8年前から青山さんと、こんな形でつながっていたとは。当時の原稿をいま読むと稚拙すぎて転げ回りたくなりますが、それでもその時のベストは尽くしたのでしょう、きっと。とほほ。ちなみに青山さんだけにお教えしますが、ぎりぎり20代だったワタクシ、モデルも務めております(笑)。「温泉で写真撮るけど、水着ある?」「は? ないですよんなもの」「じゃ、なんでも買ってあげる。どれがいい?(→と編集者、夜の路上で売っている怪しげな水着屋台を指し示す)」
あおやま
2010年03月30日 12:04
ひぃーーーーーー。ほんまや。妙齢のすべすべ美肌であります(笑)。追加アップしそうになりましたが、我慢します。大迫くん、照れてました(笑)。

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