いや、ほんのちょっとだけ。

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zoom RSS 誰かの家で本を読むことを想像する。

<<   作成日時 : 2015/01/26 13:16   >>

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先週土曜日は旅行中に毎日、家に来てくれる友人が
家に遊びに来てくれた。


家のどこを開けられても気にならない友というのは
なんだか心強いものだなあ。


留守宅を誰かに任せるということで思い浮かんだのが
村上春樹の『レキシントンの幽霊』。


犬を飼っているジャズレコードのコレクターの家に住み込んで、
暮らすように留守を預かるという短編作品だ。


主人公は犬が好きで、
加えてレコードコレクションに魅力を感じているから、
単なる留守番というより
彼にとってもちょっとした楽しみの時間になっている。


うちも同様に、友人に留守中に猫の世話をお願いする。
そして、うちで好きに過ごしてもらう。


うちには本とCDとちょっとしたアンプとスピーカーがある。
というかそれしかない。


ちょっとしたアンプとスピーカーは、
リサイクルショップに持っていけば二束三文の
商品価値としては語る数値のないものだが、
ある種の音楽を好む人にはお金では手に入らないものだろう。


と相方は言う。
なんとなくうなづける。
それぐらい丁寧に聞き込まれている。
スピーカーもアンプも音を鳴らすことで変化する。
機械なのに生きている。不思議だ。



というわけで「ちょっとした」というのは、
うちで好んで聴く音楽は、
うちのこの環境以上のものはないだろう。
そう思えるような個人的な価値なのであるが。



友人は、音楽も好むがそれ以上に本が好きだ。
わたし以上に本を読む時間を愛する彼女なので、
うちの本棚がすこしは楽しみになってくれるかもしれない。


本好きな人のたいていがそうであるように、
人が何を読んでいるのか興味深いものである。
ましてや親しい人間であればなおさら。


彼女には自分の家で過ごすように寛いでもらいたいし、
なにより日常と切り離された空間と時間のなかで
彼女がもっとも幸せな読む時間を過ごしてもらいたい。


わたしの暮らす空間で、
彼女が何を感じてどんなふうに過ごすのだろう。
想像すると、なんだか不思議な気持ちで、
そしてちょっとわくわくする。


なんにせよ、ほんとうにありがたい。












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